工事を始める前に屋根の裏側や全体の状況を詳しく調査したところ、棟(むね:屋根の一番高い部分)のすぐ下の位置で、屋根の重みを支えている「垂木(たるき)」という木製の骨組みがポッキリと折れてしまっていました。
長期間にわたる雨漏りによって木材が水分を吸い、腐食して瓦の重みに耐えきれなくなってしまったのが原因です。その影響で、外から見ても屋根の一部が大きく陥没(へこんで)している非常に危険な状態でした。
まずは古い「いぶし瓦」と、その下にある大量の「屋根土(やねつち:昔の瓦固定用の土)」を撤去する作業からスタートです。
通常よりも屋根の強度が著しく低下しているため、少しの衝撃で屋根が踏み抜けてしまう恐れがありました。
これ以上被害を広げないよう、職人たちは足元に細心の注意を払いながら、慎重に瓦と土を手作業で解体・処分していきました。
土を取り除くだけでも、屋根にかかる何トンもの重量が軽くなります。
翌日、いよいよ陥没している問題の箇所を解体し、屋根の骨組みを新しく作り直す作業に入ります。
腐食して折れてしまっていた古い木材を取り除き、新たに「45(ヨンゴー)の垂木」を均等な間隔でがっちりと取り付けました(45とは45mm角の太く頑丈な木材のことです)。
これで、屋根全体の強度を新築時と同等、それ以上にまで引き上げることができます。
へこんでいた屋根のラインが、綺麗にまっすぐ蘇りました。
骨組みが直ったら、次は屋根の面を作っていきます。
元々が瓦屋根だったため、お隣さんの屋根との高さのバランスを合わせるために「桟木(さんぎ)」という角材を使って高さを調整(かさ上げ)します。
その上から、厚さ12mmの「構造用合板(こうぞうようごうはん:建築用に強度を高めたベニヤ板のこと)」を隙間なく敷き詰めて固定していきます。
この合板を「野地板(のじいた)」と呼び、これから新しい屋根材を固定するための非常に重要な土台となります。
下地が完成したら、すぐに雨対策を行います。合板の上に「ゴムアスルーフィング」という高性能な防水シートを全体に貼っていきます。
これはゴム成分が含まれており、万が一屋根材の隙間から雨水が入っても、下のお部屋に雨を漏らさないための「最後の砦」となるシートです。
さらに今回は2戸1(ニコイチ)の平屋という構造上、お隣の屋根との境界線の処理が極めて重要になります。
境界部分からの雨漏りを完全にシャットアウトするため、あらかじめ金属製の雨樋のような役割を果たす「捨て谷板金(すてだにばんきん)」をしっかりと仕込みました。
ここまでの工程を終え、本日の工事は無事に完了です!
今回は長年の雨漏りを放置してしまったことで、屋根の骨組み(垂木)まで折れてしまう大きな被害へと繋がっていました。
「工務店さんのコーキングで止まっているから大丈夫」と思っていても、屋根の内部では腐食がじわじわと進んでいるケースが多々あります。
今回のように、強度が落ちたデリケートな屋根の工事こそ、私たち屋根専門店の知識と技術の見せ所です。
次回のブログでは、いよいよ最新の軽量・遮熱屋根材「カレッセ遮熱+」を仕上げていく様子をお届けします!
「うちの屋根も少し凹んでいる気がする…」「コーキングの応急処置だけで何年も過ごしていて不安」という方は、大きな被害になる前に、
ぜひ一度街の屋根やさん大阪門真店へお気軽にご相談ください。
点検・お見積もりは無料で承っております!
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん大阪門真店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2026 街の屋根やさん All Rights Reserved.