2026.01.13
1. なぜ「クリアグリップ」が選ばれるのか? 滑り止め工事と聞くと、「床に黒いテープを貼るの?」「ザラザラした見た目になって、せっかくのタイルのデザインが台無しになるのでは?」と心配される方も多いかもしれません。 しかし、今回使用した「クリアグリップ」は、そんなお悩みを解決する画…
大阪市にある工場のお客様より、「以前納品してもらった、工場内の踏板(階段や段差に足を乗せるための板)を新しく作り直してほしい」とのご依頼をいただきました。
実は3年前にも、こちらの工場の入り口にある「グレーチング(溝に蓋をするための格子状の鉄製の網)」と、工場内の踏板の滑り止め工事をさせていただいた経緯があります。
当時は雨の日や作業中に足元が滑って危険だったため、強力な滑り止め対策を施しました。
今回のご依頼は、以前にお引き渡しした踏板の土台が「木製(コンパネ)」だったため、3年間の工場稼働に伴い、経年劣化で木自体が傷んできたことが原因です。
「以前の滑り止め効果がとても良かったので、また同じ仕様で新しく作ってほしい!」という、大変ありがたいリピートのご相談でした。
今回使用する滑り止め商材は、強力な耐久性を持つ「モアグリップハード」です。
この商材は本来、工場のコンクリート床や鉄板の上に直接塗ることができる非常に優秀な材料です。
しかし、直接床に塗るとなると、塗料が完全に乾くまでの間、工場のラインや人の立ち入りを止めなければなりません。
24時間体制や日々忙しく稼働している工場では、床を数日間立ち入り禁止にするのは難しいものです。
そこで今回は、前回同様に「コンパネ(コンクリート型枠用の厚手の合板)」にあらかじめ滑り止めを塗って仕上げ、完成した板を作業現場に敷くという方法をとりました。
これなら工場の稼働を一切止めることなく、すぐに安全な通路を確保できます。
作業は、先方が指定された正確なサイズにカットしたコンパネの準備からスタートします。
まずは、滑り止めを塗る必要のない部分や、板の側面・裏などに塗料がはみ出して汚れないよう、「養生テープ」を使って丁寧に保護をしていきます。
※「養生(ようじょう)」とは、作業中に周囲の壁や床、製品などが汚れたり傷ついたりしないように、シートやテープで覆って保護することです。
このひと手間を惜しまないことが、最終的な仕上がりの美しさに大きく影響します。
養生が終わったら、次は下地処理です。
木製のコンパネに直接滑り止めを塗っても、木が塗料を吸い込んでしまい、うまく密着しません。
そこで、「水性プライマー」という下塗り材を使用します。
※「プライマー」とは、いわば「強力な接着剤」のような役割を果たす下地用の塗料です。
これをお皿に盛り付けるように、コンパネへたっぷりと染み込ませるように塗り込んでいきます。
プライマーがしっかり乾くことで、この後に塗るモアグリップハードが木材とガッチリと密着し、長期間剥がれない頑丈な踏板になります。
プライマーが乾いたら、いよいよ本番の「モアグリップハード」の塗布です。
この材料には硬い骨材(ザラザラとした粒)が含まれており、これが強力な滑り止め効果を生み出します。
粘度が高くドロッとしているため、ローラーではなく「左官ごて(壁を塗る時に使う金属製のへら)」を使って塗っていきます。
厚みが薄すぎると効果が長持ちせず、厚すぎると逆に引っかかって危なくなります。
職人の手付きで、全体が均等な厚み(フラットな状態)になるように、丁寧に引き伸ばしながら塗布していきました。
全体に美しく塗り終えたら、最後の重要な仕上げです。
材料が完全に乾ききる前に、最初に貼った養生テープを慎重に剥がしていきます。
もし完全に乾いてからテープを剥がそうとすると、固まった滑り止めがテープと一緒にバリバリと割れて剥がれてしまい、端のラインがガタガタになってしまいます。
表面がまだ生乾きの絶妙なタイミングを見極めてテープを取り外すことで、境界線がビシッと直線に綺麗に揃った、美しい踏板が完成しました!
今回の施工のように、街の屋根やさん大阪門真店では、屋根や外壁だけでなく、工場内のちょっとしたお困りごとや安全対策にも柔軟に対応しております。
「床が滑って従業員が転倒しそう」「稼働を止めずに安全対策をしたい」といったご要望があれば、事前の製作・搬入など、お客様の業務に差し支えない最適な工法をご提案いたします。
部分的な段差の解消から、本格的な床の滑り止めまで、どんな小さなことでも構いません。
まずは一度、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください!
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