普段目にすることのない屋根工事の様子をご紹介致します。
屋根の上は、2階建てで約7メートル、3階建てだと地上から約10メートルほどの高さです。
また、地上とは違い勾配があり非常に足場が悪いです。
経年で劣化している屋根瓦は割れやすく、固定力が弱まっているとズレる可能性もございます。どのあたりを歩いたらいいのかなど職人にはわかりますが、素人では危険ですので屋根に登る行為は避けてくださいね。
上2枚のお写真は、
屋根の葺き替え工事を行うので既存の屋根瓦を解体しています。和瓦(桟瓦)は1枚当たり3kg近くあり、役物瓦だったら5kg以上あるものもあります。これをすべて解体し、撤去していくのでかなりの重労働です
瓦揚げ機という機械を使ったりお寺などの大きな建物ですと写真のようにレッカーで屋根材の上げ下げを行います。
瓦を解体する際は撤去するので瓦は割れてしまっても問題ありませんが、屋根の下地が劣化している可能性が高いので足の踏み場に要注意です。足を踏み外して天井を突き破る・・・なんてことが無いように細心の注意を払いながら作業をしております。また、真夏の炎天下の中の作業では熱中症にならないように職人はこまめに休憩し水分補給をしながら工事を進めてまいります。
屋根は滑りやすいので雨が降った後や霜が乾いていないと、屋根の上に上がることはできません。屋根工事はどうしても天候に左右されやすい現場の一つです。予定していた工事が1日遅れることもしばしばございます。常に危険と隣り合わせの現場ですので、万全の注意を払ってお客様のお住いをお預かりしております。
以上、屋根工事の様子を一部ご紹介させていただきました。
何度も申し上げた通り、屋根の上は非常に危険ですのでご自身で修理するのはお控えくださいね。
街の屋根やさん おすすめコラム