2026.09.21
「普段使わない部屋」で気づかぬうちに進行していた雨漏り 交野市にお住まいのお客様より、「普段あまり使っていない3階の部屋に入ったら、天井に大きな雨漏りのシミができていた。大切な我が家が傷んでしまう前に、原因をしっかり調べて直してほしい」との切実なご相談をいただき、さっそく現地調査…
お客様の家では、現在すぐに雨漏りが発生しているわけではありません。
しかし、家の裏手には広大なゴルフ場があり、季節を問わずたくさんの木々から落ち葉が飛散してくる環境にありました。
ある日、ふとご自宅の屋根を見上げたところ、なんと軒樋(のきどい:屋根に降った雨水を集めて流す横向きの溝のこと)から青々とした立派な雑草が伸びているのを発見されたそうです。
「これでは雨の日にきちんと水が流れていないのではないか」「このまま放置すると大変なことになるのでは」と心配になり、排水状況の確認と解消を求めて私どもにお問い合わせをいただきました。
現地に到着してまず驚いたのは、その建物の高さです。
お住まい自体は2階建てなのですが、傾斜地や基礎の関係で、実際に屋根まで到達するには3階建てに匹敵する高さがありました。
当社が保有している中で最も長いはしごを準備しましたが、伸ばしきっても屋根の軒先にギリギリ届くかどうかという高所です。
絶対に倒れないよう、はしごの足元や上部をしっかりと固定し、安全を最優先に確保した上で慎重に屋根の上へと登っていきました。
屋根の上へたどり着き、問題の軒樋を確認してその原因がはっきりと分かりました。
なんと、一番長い雑草は50センチ弱にまで成長していました。
実は、以前に樋が詰まった際、落ち葉が入らないようにと軒樋の上を覆う保護用の金網を設置されていたそうです。
しかし、長年の間に金網の隙間からゴルフ場の細かい葉や泥、チリなどが中に侵入して蓄積され、それが最高の「土壌」となってしまっていました。
さらに金網があることで、中に生えた雑草が抜け落ちず、守られるようにしてここまで大きく育ってしまったのです。
これでは雨水を排水する本来の機能が完全に阻害されてしまいます。
続いて屋根全体の調査に移ります。
お客様の屋根に使用されていたのは、現在はメーカーが製造を終了している(廃盤となっている)セメント瓦の一種、「パラマウント瓦」でした。
過去に一度、屋根の塗装メンテナンスをされた形跡がありましたが、かなりの年数が経過していました。
そのため、雨や紫外線によって塗膜(とまく:塗装の表面を保護する膜のこと)がすっかり剥がれてしまい、瓦の素地(そじ:素材そのものの表面)が剥き出しになっている状態でした。
さらに、水はけが悪くなっているせいか、屋根の表面には所々でコケが沈着していました。
セメント瓦は水分を吸収しやすいため、コケの繁殖は瓦自体の寿命を縮める原因になります。
今回の調査結果を踏まえ、お客様には現在の状況を写真でお見せしながら、以下の解決策をご提案いたしました。
良かれと思って設置した金網が、かえって泥を溜め込み雑草を育てる原因になっていたため、今回は金網をすべて取り除くことを強くおすすめしました。
また、廃盤のパラマウント瓦をこれ以上傷めないためにも、まずはコケをきれいに落とすことが先決です。
普段、自分ではなかなか見上げることのない屋根の上ですが、今回のように雑草やコケといった形で住まいのSOSを出していることがあります。
特に、お隣が森やゴルフ場、公園などの環境にある方は、気づかないうちに樋が詰まっている可能性が非常に高いです。
「うちの雨樋は大丈夫かな?」「実質3階建てのような高い場所だから、自分では見られない」という方は、ぜひ街の屋根やさん大阪門真店までお気軽にご相談ください。
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