2026.04.07
1. 瓦の解体と、強固な土台作り:ヌキ板と合板の設置 まずは先日、長年屋根を支えてくれた古い瓦を丁寧に解体・撤去していきました。瓦を下ろすと、家全体の「骨組み」が見えてきます。 ここからが新しい屋根の寿命を決める重要な工程です。今回は、古い下地の上に新しい「ヌキ板」を455mmピ…
連日進めてまいりました工事も中盤戦。まずは「平部(ひらぶ)」と呼ばれる、屋根の広い面に敷き詰める「地瓦(じがわ)」がきれいに葺き上がりました。
平部が美しく揃うと、屋根全体の輪郭が見えてきて壮観です。
本日はここから、屋根の端や角に使用する特別な形の瓦、「役物(やくもの)」を取り付けていく工程に入ります。
役物は浸水を防ぎ、屋根の強度と美観を左右する重要なパーツです。
今回の現場で最も技術を要したのが、屋根の側面にある「破風板(はふいた)」部分の施工です。
長い年月を経て、立派な木製の破風板がわずかに「反り」や「曲がり」を起こしていました。
これは古い日本家屋ではよく見られる自然な現象ですが、真っ直ぐな瓦をそのまま載せると隙間ができてしまいます。
そこで当社の職人は、一枚ずつ瓦の端を微妙に削る「刻み(きざみ)」という作業を行いました。
数ミリ単位で調整しながら、破風板の曲線にピッタリと吸い付くように瓦を配置していきます。「既製品をただ並べるだけではない、家ごとの個性に合わせた手仕事」こそが、雨漏りを防ぎ、美しい仕上がりを生む秘訣です。
屋根の端、特に入母屋の「顔」とも言える部分には、「掛け瓦(かけがわら)」を丁寧に取り付けていきました。
掛け瓦は、屋根の端っこから雨が回り込むのを防ぐ傘のような役割を果たします。
この部分がビシッと一直線に、かつ強固に固定されていることで、台風などの強い風雨からも大切なお住まいをしっかりガードします。
機能性とデザイン性が両立した、職人お気に入りのポイントです。
お客様とご相談し、今回の葺き替えでは少し現代的なエッセンスを取り入れました。
本来、入母屋屋根には屋根の斜面を流れ落ちるように配置される「降り棟(くだりむね)」という装飾的な盛り上がりがあることが多いのですが、今回はあえて「降り棟なし」の仕様を選択しました。
代わりに、屋根の最上部や角には「利根丸(とねまる)」という丸みを帯びた瓦を葺いていきます。
降り棟をなくすことで、入母屋特有の重厚感を残しつつも、どこか軽やかで洗練された、現代の街並みにも馴染むスッキリとした外観へと生まれ変わりました。
屋根は、普段なかなかじっくり見る機会がない場所だからこそ、私たち専門家が「見えないところまでどれだけこだわれるか」が重要だと考えています。
今回の交野市の現場でも、職人が一つひとつの瓦と対話するように、丁寧に、そして魂を込めて作業を進めております。
「うちの屋根もそろそろ点検が必要かな?」「伝統的な屋根だけど、今のライフスタイルに合うようにリフォームしたい」
そんなお悩みがありましたら、ぜひ街の屋根やさん大阪門真店までお気軽にご相談ください。
確かな技術を持った職人が、あなたの大切な我が家を次世代へとつなぐお手伝いをさせていただきます。
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