2026.04.04
1. 現場の制約を「レッカー車」で解決! 今回の現場は、非常に立派で大きな入母屋屋根でした。しかし、屋根の手前には「今回は工事を行わない建物」が隣接しており、通常のダンプカーを横付けして瓦を直接下ろすことが難しい状況でした。 そこで活躍したのが「レッカー車」です!大切に残す建物を…

きっかけは、お客様が普段通りお庭の敷地内を歩いていた時のことでした。
「足元に見慣れない瓦が落ちていて、見上げると屋根の一部が欠けているようだったんです。
今は雨漏りしていませんが、これから台風や大雨の時期になるので、そこから水が入って家が傷んでしまうんじゃないかと……」
このような切実なお声をいただき、すぐに現地調査へ向かいました。





屋根に登って確認したところ、非常に立派ないぶし瓦の「入母屋屋根(いりもやね)」でした。
※入母屋屋根とは、上部が切妻(本を伏せたような形)、下部が寄棟(四方向に傾斜がある形)を組み合わせた、日本の伝統的で格式高い屋根の形式です。
今回、問題が起きていたのは「破風尻(はふじり)」と呼ばれる部分の下にある「のし瓦」です。
※「のし瓦」とは、屋根の棟(頂上)や壁際などに平たく積み上げられている細長い瓦のことです。
確認すると、壁際ののし瓦が数枚完全になくなっていました。
さらに詳しく見ると、瓦が落ちてからかなりの時間が経過していたようで、本来は瓦の下にあるはずの「屋根土(やねつち)」がむき出しの状態でした。
まずは、流されてしまった屋根土の代わりに、現代の補修材である「シルガード」を使用して土台を形成します。
昔ながらの屋根土は水に弱い性質がありますが、このシルガードは防水性が高く、非常に強力な接着力を持っています。
これを「置きのし(瓦を置くための土台)」としてしっかりと敷き詰め、新しいいぶし瓦を据えていきます。
のし瓦をただ置くだけでは、将来的な振動や強風で再びズレる可能性があります。
そこで今回は、のし瓦同士が重なる間に「コーキング(充填剤)」を流し込みました。
これにより、瓦と瓦を物理的に固定し、水が内部に浸入するのを防ぐとともに、瓦の落下を物理的にブロックします。
見た目の美しさを損なわないよう、いぶし瓦の色に馴染む材料を選定しています。
最後に、のし瓦の上部と面戸部に「漆喰(しっくい)」を丁寧に塗り込み、表面を整えて完成です。
漆喰は防水層を保護する役割があり、これをきれいに仕上げることで、屋根全体の風格が一段と引き立ちます。
真っ白な漆喰といぶし瓦のコントラストは、日本家屋ならではの美しさです。
今回の工事は、幸いにも雨漏りが発生する前の段階で完了しました。
お客様からは、「瓦が落ちているのを見つけた時はどうしようかと思いましたが、原因を丁寧に説明してもらい、頑丈に直していただいたので、これで次の雨の日も安心して過ごせます」と、安堵の笑顔をいただくことができました。
屋根の不具合は、地上からはなかなか見えにくいものです。
もし少しでも「おかしいな?」と思ったら、
寝屋川市の屋根の専門家である街の屋根やさん大阪門真店にすぐにご相談ください。
早期の補修は、将来的な大規模リフォームの費用を抑えることにも繋がります。
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