2026.01.19
今回は寝屋川市にて、洋風デザインが印象的なお住まいの屋根点検を行いました。赤色のカラーベスト屋根に、飾りとして設けられたドーマ屋根が4か所あり、外観に立体感のある住宅です。一見すると大きな不具合はなさそうに見えますが、細かく確認していくと、屋根特有の注意点がいくつか見受けられまし…

今回ご相談いただいたのは、寝屋川市にある会社建物の屋根改修工事です。
既存の屋根は瓦棒葺(かわらぼうぶき)で、これまでに塗装などのメンテナンスは行われていましたが、経年劣化により一部の板金が破損し、所々に錆も見受けられる状態でした。
瓦棒葺は金属屋根の中でも歴史のある工法ですが、年数が経つと継ぎ目や釘まわりから傷みが出やすくなります。今回は「部分補修ではなく、今後も安心して使える屋根にしたい」というご要望をいただき、屋根全体の改修をご提案することになりました。





ここで簡単に、瓦棒葺と立平葺(たてひらぶき)の違いをご説明します。
瓦棒葺は、屋根の上に桟(さん)と呼ばれる出っ張りを作り、その上から板金を被せて固定する工法です。一方、立平葺は金属板同士を**嵌合(かんごう)**と呼ばれる方法で噛み合わせ、ビスが表に出にくい構造になっています。
立平葺は
・雨水が入りにくい
・緩い勾配(傾き)の屋根にも対応できる
・見た目がすっきりしている
といった特徴があり、今回のような緩勾配屋根には非常に相性の良い屋根材です。
今回採用したのは、既存の瓦棒屋根を撤去せずに施工するカバー工法です。
解体工事が不要なため、工期短縮・コスト削減につながるのが大きなメリットです。
まずは既存の棟包板金(むねつつみばんきん)を撤去し、屋根の頂部を露出させます。
次に行うのが下地作りです。
既存の瓦棒屋根には桟部分に段差があるため、そのままでは新しい屋根材を葺くことができません。
そこで、既存の瓦棒の桟部分の横に、同じ高さの桟木を新たに留め付け、その上に野地合板を張れるよう調整します。
調整した桟木の上から、野地合板を屋根全面にしっかりと留め付けていきます。
野地合板とは、屋根材を支える土台となる板で、屋根の強度や耐久性を左右する重要な部分です。
これで、新しい屋根の下地が完成しました。
野地合板の上には、改質ゴムアスファルトルーフィングを施工します。
これは、通常の防水シートよりも柔軟性と耐久性に優れた下葺材で、万が一屋根材の隙間から雨水が入っても、建物内部に浸入するのを防いでくれます。
事前に屋根の長さを正確に測り、その寸法に合わせて加工された立平本体を屋根上に荷揚げします。
立平本体は一枚ずつ野地に固定し、隣の板金を嵌合させながら連結していきます。
この構造により、継ぎ目からの雨漏りリスクを大きく軽減できます。
最後に新しい棟包板金を取り付け、全ての工程が完了しました。
見た目もシャープで、金属屋根ならではの一体感のある仕上がりになっています。
今回の工事では、
・緩勾配でも安心な立平葺
・既存屋根を活かしたカバー工法
・解体不要によるコストと工期の削減
といったメリットを最大限に活かした屋根改修となりました。
屋根は普段見えにくい場所だからこそ、「壊れてから」ではなく「早めの対策」が重要です。
同じように瓦棒屋根の劣化や錆、雨漏りが気になっている方は、
街の屋根屋さん大阪門真店へぜひ一度ご相談ください。
現地調査から最適な工法のご提案まで、分かりやすく丁寧に対応いたします。
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