2024.11.02
施工前の写真になります。経年劣化により波板が変形しているのがわかります。止め具のフックも劣化しており、風が吹くとバタバタと音を立てて屋根の意味をなしていない状態でした。このような状態では、雨も受けれず、洗濯物も干せないとの事で当社に現地調査のご依頼がありました。調査の結果、お見積…
5月といえば気候が良くなってきて、ゴールデンウィークなどもあり、行楽とかに出るのもいい季節ですよね。しかし、この時期は、4月末から5月初めにかけて菜種梅雨って言葉があるくらいで、結構雨がふるのです。GW前半だったかかなり雨が降りましたよね、先日も一日中、かなりの雨量の日もありまして、このような多くの雨が降ると土葺で葺かれた和瓦の場合、瓦の下に敷かれている土が雨水を吸いきれなくなくなり、スポンジと一緒で吸いきれなくなった水分は野地面流れ、雨漏りを起こすことも多くなります。
今回は枚方市の築40年以上の陶器和瓦が葺かれた家のお客様から雨漏りがするので、修理してほしいとのご依頼を頂きまして、屋根点検に行って参りました。
屋根にあがると、棟瓦の上に粘着シートが掛けられおります。これは、5年前の大阪北部地震で崩れた棟を工事が間に合わないので、応急処置として飛散しにくい粘着のシートを貼って取りえず雨を凌ぐという対応をしたのですが、そのまま放置だったようです。しかし、雨漏りを起こしているのはこの部分ではないのです。
雨漏りしている付近の瓦を一枚外して野地面に雨水が流れてないか?、葺土の状態はどんな状態かの確認を行います。この点検し他日の何日か前に雨が降ったのですが、葺土の上部が濡れておりました。瓦下の下葺もこの当時に良く使用されていたビニール製のもので、これは釘穴などのシール性は皆無なので野地に雨水が流れるとすぐに雨漏りに繋がってしまいます。
結局、原因としては棟瓦の経年劣化と風向きな長雨によるものだと考えます。地震の影響ではなかったのですが、5年前の地震の影響でズレた棟瓦はそのままですし、棟瓦の雨漏り、面戸漆喰の劣化などを見ますと、棟の葺替工事が必要になると判断し提案させて頂きました。
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