2024.12.04
門真市の築50年以上の日本瓦屋根のお宅の屋根点検に行ってまいりました。こちらは日本の伝統的な入母屋屋根のこのお宅で、建てられてから1度も瓦を葺き替えたことがないとのことで、50年も経つと瓦も傷んでるだろうから、そろそろどんなものなのか点検して欲しいとのご依頼を頂きました。 重厚な…
玄関部分から雨漏りがするから屋根ほ見て欲しいとご依頼を頂き、現地確認したところ玄関上の緩い勾配屋根に葺かれた銅板が劣化して穴が開いている状態で、そこをコーキングなどで補修していたのですがこれでは応急処置にしかならず根本的な解決をするには、屋根の葺替工事が必要ですとガルバリウム鋼板の立平葺での葺替工事をお勧めさせて頂きました。
施工する前はこんな感じで和瓦屋根の前に緩い勾配で銅板の一文字葺の屋根で葺かれているのをよく見かけます。この屋根は大半が庇部分になり、一部が玄関上の屋根になります。縁側などがある家では、このように日本瓦の先部分のみを銅板一文字葺にされているお宅をよく見かけますね。
この屋根も銅板が葺かれてから30年以上が経つのですが、重ねり目や和瓦から雨のしずくが落ちて当たる箇所は、銅板げ劣化して穴が開いてしまいます。この屋根もかなり前から雨漏りを起こしていたのか、コーキングなどで補修がされていますね。
既存の野地板では、釘の保持力が弱いため新たに合板を既存野地の上に貼りました。2重野地にした訳です。昔の家は屋根下地は野地板という細い板を貼りあわせていることが多いのですが、現在の屋根材は釘やビスで留めつけることが前提になってますので、屋根の葺替工事を行う場合、合板野地の施工は必須となっております。もともと屋根野地が合板の場合はその限りではありません。
野地合板を貼れば、新しく屋根下地材のルーフィングを貼って行きます。
そして、ガルバリウム鋼板の立平葺を行います。立平葺とは軒先から垂直縦方向に板金材を加工したものを嵌合して葺上げる屋根材で、屋根の頂点から軒先まで一枚の板金で構成されているため、水平方向に継ぎ目がなく緩い勾配でも雨漏りを起こしにくいという屋根材です。事前い屋根の寸法を取りその寸法で加工してもらい取り付けるので廃材など少ないのも特徴です。もちろん軽量ですので、耐震的にも優れてますが、鉄板ですので雨音などが気になるのが欠点です。
和瓦を和瓦職人が元の状態に葺き直して完成しました。こういう屋根部分で和形屋根と板金屋根が重なってどちらも工事しなければならない場合、当社のように屋根瓦職人も板金職人もいるということが重要なんですね。
これで雨漏りも止まり、劣化の心配もなく安心して暮らせるとお客さまからも感謝のお言葉を頂けました。こちらこそお役にたてて良かったです。ありがとうございました。
当社は瓦専門から50年前に創業し、現在は瓦だけでなく、カラーベストや板金屋根材などあらゆる屋根材を取りあつかいしており、その道の熟練職人も多く在籍しておりますので、屋根で困ったことやご相談がありましたら、街の屋根やさん大阪門真店へお問合せ下さい。
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