2025.12.19
下地防水紙(ゴムアスルーフィング)を屋根全体に張り付けました。 「ゴムアスルーフィング(ゴムアス)」は、正式名称を改質アスファルトルーフィングと呼び、住宅の屋根材の下に敷く「防水シート」の一種です。 主な特徴とメリットは以下の通りです。 高い防水性と耐久性: …
今回は門真市にある車修理工場様より、「屋根の状態が気になるので一度見てほしい」とのご相談をいただき、瓦棒板金屋根(かわらぼうばんきんやね)の点検を行いました。
瓦棒板金屋根とは、金属製の屋根材を使用し、屋根の表面に棒状の継ぎ目(瓦棒)が一定間隔で設けられている屋根のことです。工場や倉庫、店舗などで多く採用されており、耐久性が高い反面、定期的な点検を怠ると錆(さび)による劣化が進行しやすい特徴があります。
まず屋根全体を確認したところ、瓦棒部分全体に色褪せ(いろあせ)が見られました。
色褪せとは、紫外線や雨風の影響によって塗装の色が薄くなり、防水性能が低下しているサインです。
一見すると「見た目が悪くなっただけ」と思われがちですが、実際には塗膜(とまく)と呼ばれる塗装の保護層が弱くなっている状態です。
塗膜が劣化すると、金属部分が直接雨水にさらされ、錆の発生につながります。今回の点検でも、色褪せが進んでいる部分ほど、次の劣化段階に入っている兆候が見受けられました。
次に確認したのが、瓦棒屋根の軒先(のきさき)部分です。
軒先とは、屋根の先端で雨水が集まりやすい場所を指します。この部分は常に雨や湿気の影響を受けやすく、屋根の中でも特に劣化が進行しやすい箇所です。
点検の結果、軒先部分には広範囲に錆が発生しており、表面がザラザラと浮き上がっている状態でした。
錆は金属が腐食している証拠で、放置すると強度が徐々に失われていきます。特に工場の屋根は面積が広いため、一部の劣化が全体のトラブルにつながる可能性があります。
さらに詳しく確認すると、軒先部分の一部では錆が進行し、実際に穴があいてしまっている箇所も見つかりました。
穴あき状態になると、雨水が屋根内部に侵入し、雨漏りや建物内部の腐食につながります。
車修理工場の場合、屋根からの雨漏りは車両や設備への影響も大きく、営業に支障をきたす恐れがあります。
「まだ雨漏りしていないから大丈夫」と思われがちですが、穴が確認できる段階では、内部ではすでに劣化が進行しているケースも少なくありません。
今回の点検では、全体的な色褪せ、軒先の錆、そして穴あきという段階的な劣化を確認することができました。
瓦棒板金屋根は丈夫な屋根材ですが、定期的な点検と適切な補修・塗装を行うことで、寿命を大きく延ばすことができます。
門真市で工場・倉庫・店舗の屋根点検やリフォームをご検討中の方は、「何か起きてから」ではなく「気になった今」こそが相談のタイミングです。
小さな劣化のうちに対応することで、将来的な大規模修繕やコスト増加を防ぐことができます。
街の屋根やさん大阪門真店は、創業50年の屋根専門工事店が運営する店舗になっておりますので、多数の瓦職人、板金職人が在籍しております。
多くの実績のある屋根のプロが、「屋根点検」をして、適切な診断と提案を無料でさせて頂きますので、
何か屋根で気になることがございましたら、お気軽にメール、電話でお問合せ下さい。
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