2026.01.30
まさかこんな場所に?降り棟から育つ「立派な雑草」の正体 屋根に登ってまず目に飛び込んできたのは、降り棟(くだりむね)の途中から青々と育った大きな雑草でした。「降り棟」とは、屋根の斜面に沿って下向きに設置されている、瓦を積み上げた部分のことです。 「どうして石や瓦の間から草が?」と…

寝屋川市のお客様から以前は「雨の強いときだけ雨漏りをしていましたが。最近では普通の時でもポタポタと天井に音がしてきたので見てほしい」と問い合わせがあり、現地調査に伺いました。
現状の瓦は今では生産していない塩焼き瓦でした。
年数的なこともありますが、予算などの打ち合わせ後今回は棟の積みなおし補修工事をすることになりました。





今回のご依頼は、築年数が経過したお宅の雨漏り調査でした。屋根に上ってみると、そこには「塩焼き瓦」特有の美しい赤茶色の風景が広がっていましたが、詳しく見ると「棟(むね)」の部分に危険な兆候がありました。
※豆知識:棟(むね)とは?
屋根の頂上にある、瓦が重なっている山状の部分のことです。雨風をしのぐ重要な役割を持っています。
調査の結果、経年劣化により「台土(だいつち)」が痩せてしまっていることが判明しました。台土とは、瓦を固定するための土のこと。この土が乾燥や湿気でスカスカに痩せると、瓦を支えきれなくなります。
その結果、本来は雨を流すために角度がついているはずの「のし瓦」の勾配(こうばい=傾き)がなくなり、雨水がスムーズに流れず、内部へ浸入しやすい状態になっていました。
さっそく棟を解体していきます。瓦を一枚ずつ取り除いていくと、驚きの事実が発覚しました。
まず、棟の下にある「地瓦(じがわら)」の隙間が非常に広くなっていました。
※豆知識:地瓦とは?
屋根の広い面積を覆っている、平らな部分の瓦のことです。
本来、ピタッと合わさっているべき部分に大きな隙間があると、そこから雨が入り放題になってしまいます。
さらに、表面上では判りづらい「地瓦の劣化によるひび割れ」も多数見つかりました。
塩焼き瓦は耐久性が高いですが、数十年という年月の中で目に見えないミクロな亀裂が入ることがあります。
ここからジワジワと雨水が染み込み、お家の木材を腐らせる原因になるのです。
古い土を取り除き、清掃した後は、いよいよ新しい棟を積み上げていきます。
ここで活躍するのが「南蛮漆喰(なんばんしっくい)」です。
※豆知識:南蛮漆喰とは?
昔ながらの土に比べ、防水性と粘着力が格段に高いハイブリッドな充填材です。シリコンなどが配合されており、崩れにくく雨にも強いのが特徴です。
この南蛮漆喰をたっぷり使い、「台のし(だいのし=一番下ののし瓦)」を一段ずつ丁寧に積んでいきます。単に積むだけでなく、雨が外へ逃げるよう、しっかりと計算された「勾配」をつけて固定しました。これで、大雨が降っても水が溜まる心配はありません。
最後に、最上部の瓦をしっかり固定して工事完了です。
見た目の美しさはもちろんですが、中身が「痩せた土」から「強固な南蛮漆喰」に変わったことで、耐震性・防水性ともに格段にアップしました。
お客様からも「これで次の台風シーズンも安心して眠れます!」と嬉しいお言葉をいただきました。
屋根の不具合は、地上から見てもなかなか気づけません。「天井にシミがある」「瓦のズレが気になる」と思ったら、手遅れになる前にぜひご相談ください。
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