2026.03.21
1. 雨漏りの原因は「屋根の勾配(傾き)」と「屋根材」の相性でした 調査の結果、雨漏りの直接的な原因は、屋根の勾配(傾き)が緩いところに「カラーベスト」という屋根材が使われていたことにありました。 【用語解説:カラーベストとは?】セメントを薄く加工した屋根材で、多くの住宅で使われ…
今回は、守口市にお住まいのお客様より「屋根の汚れが目立ってきたので一度見てほしい」とのご依頼をいただき、現地調査に伺った際の様子を詳しくお伝えします。
今回の屋根に使用されていたのは、かつて旧松下電工(現在のKMEW)から販売されていた「ニューウェーブⅡ」という屋根材です。実はこの屋根材、現在ではメンテナンスや補修において非常にデリケートな注意点が必要な代物。
同じような波型の屋根にお住まいの方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
屋根に登らせていただくと、まず目に飛び込んできたのは全体的な色あせでした。 こちらの屋根は、新築から20年以上が経過しています。
本来は美しい色合いだったはずの「ニューウェーブⅡ」ですが、表面の塗膜(塗装の膜)がほとんど失われていました。屋根材の防水性は塗装によって守られているため、この状態は屋根材が水を吸いやすくなっているサインです。
さらに、表面には茶色い苔(こけ)のようなものがびっしりと付着していました。 これは、屋根材が湿気を含み続けている証拠です。苔が根を張ると、屋根材自体の強度を弱めてしまい、ひび割れの原因にもなります。「単なる汚れ」と放置するのは禁物です。
調査を進めると、屋根のてっぺん部分である「棟(むね)」に異変がありました。 「スポンジ面戸(めんど)」が外れて、外側に飛び出していたのです。
施工時にこのスポンジ面戸はコーキングなどで接着するのですが、そのコーキングが劣化したり、このスポンジ面戸を押さえている棟下地木が経年劣化で痩せてしまい、押さえが効かなくなって、強風などで煽られ時に飛び出すようです。
【用語解説】面戸(めんど)とは? 屋根材の波打った隙間を埋めるための部材です。これを設置することで、雨風や強風、鳥や小動物が屋根の中に入り込むのを防いでいます。
このスポンジが劣化して外れてしまうと、そこから雨水が吹き込み、雨漏りを引き起こすリスクが格段に高まります。
今回の点検で最も気になったのが、「谷板金(たにばんきん)」の納め方です。 谷板金とは、屋根の面と面が合わさる溝の部分に設置する金属の板で、雨水を排水する非常に重要な役割を持っています。
現状では、谷板金が屋根材の下から出てくる位置が、本来よりも「1枚上の列」になっていました。 正しくは「もう1枚下の列」から出すのがセオリーです。出す位置が高いと、流れてきた雨水が屋根材の裏側に回り込みやすくなり、下地を腐らせる原因になります。
こうした「隠れた施工の不備」は、専門家がしっかり見ないと気づけないポイントです。
「ニューウェーブⅡ」のメンテナンスを考える際、避けて通れないのが「石綿(アスベスト)」の問題です。
この時代の製品は石綿を含有しているため、将来的に「葺き替え(ふきかえ)」を行う際、処分の費用が非常に高額になります。通常のゴミとは異なり、特別な処理が必要になるためです。
また、この屋根材はすでに廃盤(生産終了)*となっています。 もし1枚だけ割れてしまったという場合、同じ製品は手に入りません。 どうしても部分補修が必要な場合は、同形状のFRP製(強化プラスチック製)の瓦を代用品として使用することになります。
今回の点検では、表面の劣化だけでなく、施工上の問題や部材の寿命など、多くの課題が見つかりました。
「うちは大丈夫かな?」「同じような波型の屋根だけど心配…」と思われた守口市の皆様。 屋根は、不具合が室内に「雨漏り」として現れてからでは、修理費用が膨大になってしまいます。
街の屋根屋さん大阪門真店では、点検・お見積もりは無料です! 無理な営業は一切いたしません。まずは「今の状態を知る」ことから始めてみませんか?
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