大東市　トラックに当たられ破損した門屋の瓦と樋の補修工事をさせて頂きました。

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大東市　トラックに当たられ破損した門屋の瓦と樋の補修工事をさせて頂きました。

大東市のお客様で、門屋がトラックに当たられて瓦、樋が損したので修理して欲しいとのご依頼を受けて、現調、御見積提出の上、工事をさせて頂きました。よく自然災害などで、破損した場合は火災保険などを適用して補修される場合があるのですが、車などか原因になりますと、車の保険の対物保険を使用することになります。今回は、当てたトラックの会社の対物保険での補修工事となりました。被害の状況は、軒の樋がひしゃげており、集水器のアンコーなども歪んでしまっております。このアンコーは飾りアンコーで竪樋も飾り樋のしあも銅製ですのでかなり高価なものになります。瓦にも被害がでており、刀根丸の軒巴の割れや、軒先万十瓦の割れ、平袖部分の漆喰の割れなど広範囲に及んでおりました。前面道路が狭い為、足場が設置できないので今回は脚立などを用いての対応となりました。

まずは瓦部分の補修工事です。軒樋は垂れ下がっていたので、誰かに当たったりしたり飛散してはいけないので、先に応急処置として撤去してしまいました。軒の瓦も結構割れておりますので、軒瓦を数枚とその上の瓦も併せて瓦を外していきます。軒瓦はしっかり留め付けをしないと瓦の落下や風で飛散したりするので、その上の瓦も外して、しっかりとビスで留め付けを行います。

刀根丸部分の軒巴も割れておりましたので、軒先部分を解体して、新しい巴瓦を取り付けて行きます。

ケラバ部の平袖部分下の漆喰も割れてしまっておりましたが、新しく塗り直しました。この漆喰、黒く色付けされており、色合いが変わると目立って不細工になるので、漆喰に墨汁を少しづつ足しながら色合いを併せて塗らして頂きました。

樋の掛け替え工事です。もともと銅製の樋だったので、同じく銅製の樋で仕上げます。しかし、完全な銅製の樋というのは、現在は特注などでないとなくて、製品として発売されているのは、タニタの「SusCu」という製品だけになります。これもステンレスの樋に銅被膜をカバーした樋で、中身はステンレスになります。なぜこういう樋が発売されているかといいますと、銅は酸性雨に弱く、年数が経つと穴が開いてしまうのです。そこでステンレスに銅被膜をして、穴あきを防ぐのと、銅被膜が既存の銅樋と同じように経年により緑青をまとい緑色になっていくようになっており、強さと伝統を併せ持った素晴らしい樋なのです。少し高価ですが、、、詳しくは下のリンクから参考にしてください。

https://www.tanita-hw.co.jp/product/104/

そして竪樋ですが、飾りが施された特注のこれは完全銅製の樋になります。納期に3週間ほどかかりました。これはもう伝統工芸品です。これと軒樋との集水部分の飾りアンコーを併せて樋工事の完成です。今、新築工事でもこのような樋をされるお宅は希少になりましたね。

これで、瓦の補修と、樋の交換工事が完成しました。このような日本瓦や銅製の樋などを取り付けられる職人さんも少なくなってきておりますが、当社では社寺なども多くの実績もあり、日本の伝統文化の瓦葺や銅などの建築板金なども扱っておりますので、まずはお問合せ頂ければ、「街の屋根やさん大阪門真店」が迅速に点検、提案などさせて頂きます。