2026.04.29
今回は、お隣の摂津市にお住まいのお客様より「屋根の破片が庭に落ちてきた」とのご相談をいただき、補修工事に伺いました。 点検の結果、原因は「カラーベスト」の割れ。カラーベストとは、セメントを薄い板状に加工した屋根材のことで、現在の住宅で最も普及しているものの一つです。 しかし、今回…
今回ご依頼いただいた門真市のお客様宅は、すぐ隣に4階建てのビルが建っている環境でした。
屋根を確認させていただくと、ビルとの境目にある「壁際(かべぎわ)」の瓦に大きなズレが生じていました。
屋根は常に雨風にさらされていますが、特にビル風が巻き込んだり、長年の振動が伝わったりする場所は、想像以上にダメージが蓄積しやすいのです。
「最近、屋根の形が歪んで見える」「瓦が浮いている気がする」といった些細な違和感は、屋根からのSOSサインかもしれません。
まず着手したのは、壁際の「のし瓦」の修正です。「のし瓦」とは、壁と屋根の接合部分などに段々に積まれている平たい瓦のことです。
お客様宅では、隣の4階建てビルとの境目付近で、この「のし瓦」が外側にずり落ちそうになっていました。ここがずれると、雨水が直接家の構造部分(下地)に入り込み、深刻な雨漏りや木材の腐食を招く原因となります。
今回の工事では、単に位置を戻すのではなく、一度取り外して土台からしっかり作り直すことで、今後数十年先も安心していただけるよう施工しました。
次に、屋根の頂上部分である「棟(むね)」の補修です。ここには「雁ぶり(がんぶり)瓦」という、丸みを帯びた大きな瓦が使われていました。
点検したところ、一部の雁ぶり瓦が経年劣化で割れたり、固定している漆喰(しっくい)が剥がれたりしていました。
すべての瓦を新しくするとコストがかさみますが、今回は「必要な箇所だけを解体して葺きなおす」という、コストパフォーマンスを重視したプランを採用しました。
「葺きなおし(ふきなおし)」とは、今ある瓦を一度取り外し、下地や接着材を新しくしてから再度同じ瓦(または必要な分だけ新しい瓦)を並べる手法です。
使えるものは大切に使い、ダメなところはしっかり直す。これがプロの目利きです。
壁際の補修にあわせ、その下にある「地瓦(じがわ)」も新しいものに入れ替えました。
地瓦とは、屋根の大部分を占める平面的な瓦のことです。
壁との接地面にある地瓦は、カットして形を合わせるなどの加工がされていることが多く、そこからヒビが入るケースも少なくありません。
今回は古い地瓦を撤去し、最新の耐久性の高い瓦をピシッと敷き詰めました。
これで雨水の流れがスムーズになり、壁からの浸水をシャットアウトします。
仕上げは、今回最も重要な「際のし(きわのし)」の積み上げ工程です。
ここで使用したのは「モルロック」という特殊な南蛮漆喰(なんばんしっくい)です。
【用語解説:モルロックとは?】
通常の漆喰よりも粘り気が強く、防水性と接着力が格段に高い建材です。
地震の揺れや強風にも強く、最近の屋根リフォームでは主流となっている「強い味方」です。
このモルロックを惜しみなく使い、壁際ののし瓦を一段ずつ丁寧に積み上げていきました。
ただ積むだけでなく、雨水が外側へスムーズに逃げるよう絶妙な角度をつけて固定。これで、ビル風の影響を受けやすい境界部分も、鉄壁の守りへと生まれ変わりました。
「うちの屋根も瓦がずれているかも?」「雨漏りしてからでは遅いけれど、どこに頼めばいいかわからない」
そんな悩みをお持ちの方は、ぜひ街の屋根やさん大阪門真店へお声がけください。
大きな工事だけでなく、今回のような「必要な箇所だけの部分補修」も喜んで承ります。
あなたの大切な住まいを守るお手伝いをさせてください。
お電話、またはお問い合わせフォームより、お気軽にご相談お待ちしております!
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