2024.11.02
施工前の写真になります。経年劣化により波板が変形しているのがわかります。止め具のフックも劣化しており、風が吹くとバタバタと音を立てて屋根の意味をなしていない状態でした。このような状態では、雨も受けれず、洗濯物も干せないとの事で当社に現地調査のご依頼がありました。調査の結果、お見積…
門真市の「いぶし瓦」で葺かれた重厚な入母屋屋根の屋根点検を行わさせて頂きました。
伝統的な日本家屋で、日本中で見られる入母屋屋根のお宅、30年ほど前までは大阪でも
このような入母屋屋根の重厚な日本家屋の新築があったのですが、現在では皆無になってしまいましたね。
入母屋屋根の仕舞には、日本の伝統的な瓦仕舞となっており、高い棟積み、破風際の掛瓦に、降棟など
最近の住宅では見られない屋根瓦の意匠となっており、このように瓦を葺き上げるのも技術が入り、それができる職人が減少してきているのも、実情なんです。
建物の全景になります。日本の伝統的な入母屋屋根の住宅になります。
立派な家ですよね。
かな屋根瓦の色が黒くなっておりますが、これは問題ありません。
いぶし瓦は焼成時に表面に炭素被膜が数ミクロンの薄さで覆わられており、それが銀色の光沢を醸し出しているのですが、経年によりその炭素被膜が褪せてきたのみで、いわるゆ化粧が取れてきたというところでしょうか。防水性能は瓦自体で行うために問題はないのです。私自身はこの黒くなっていく様が、経年の彩を醸し出しているので好きなんです。古いお寺なんかは、あの屋根の黒さが、建物の渋みをだしているのではないでしょうか。
余談ですが、最近では初めからその黒ずんだいぶし瓦の意匠が欲しいと、最初から表面を削たり、色を黒くさせてらりする「黒いぶし瓦」なんてのもあるくらいですので。。
屋根に上がって目視で点検して行きます。まずは、平部の瓦のズレなどがないか、瓦割れがないか、ひび割れなどがないと、すべての面をチェックします。棟部分に関しても、積んであるノシ瓦にズレがないか、冠瓦に割れやズレ、緊結している銅線に切れや緩みがないか、面戸漆喰や、棟の取り合い部分の漆喰などに劣化はないかなど、チェック事項は多岐に渡ります。
いるところなのです。
隅棟部分です。
メンテナンスが必要になります。
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