2026.03.19
【想定外の事態】塗装だけの予定が、まさかの「サビ穴」を発見 当初の計画では、高圧洗浄をしてサビを落とし、新しく塗装を施す予定でした。しかし、塗装屋さんが屋根に登り、細部まで入念にチェックを進めていくと、状況は一変します。 「あれ、ここ少しブカブカしているな…&hel…

連棟長屋ゆえの悩みに胸を痛めていたお客様。きっかけは、天井にじわりと広がった雨染みを見て、「お隣とつながっている自分の家だけを、果たして直せるのだろうか」と大きな不安を抱えながら、当店にお電話をくださったのです。
築40年。これまで大きなメンテナンスをしてこなかった屋根は、長年の風雨や地震の揺れに耐え続けてきました。しかし、屋根の上では限界が近づいていました。点検に伺うと、そこには経年劣化で波打つようにズレた棟瓦の姿が。お客様は「お隣に迷惑をかけたくない、でも雨漏りは止めたい」という切実な思いをお持ちでした。そんな長屋特有のハードルを越え、部分補修で解決の道を提案したところから、今回の工事は始まりました。





今回は、門真市にお住まいのお客様より「雨漏りがしているので見てほしい」とご相談をいただき、連棟長屋の和瓦(日本瓦)の屋根を修理した様子をご紹介します。
長屋ならではの悩みである「隣家との境界」や、40年という月日が経過した屋根の状態など、同じような環境にお住まいの方にはぜひ参考にしていただきたい内容です。
今回お伺いしたのは、数軒が壁を共有してつながっている「連棟長屋」です。 連棟長屋は、建物自体はつながっていますが、一軒ごとに所有者様が異なります。そのため、屋根修理を行う際は「どこからどこまでを直すか」という線引きが非常に重要になります。
さっそく屋根に登って点検したところ、雨漏りの原因はすぐに判明しました。屋根の一番高い部分にある「冠瓦(丸瓦)」が大きくズレていたのです。
冠瓦(かんむりがわら)のズレ: 棟の最上部にかぶせてある半円形の瓦が、全体的にガタガタにズレていました。
のし瓦の崩れ: 冠瓦の下に積まれている平らな瓦(のし瓦)も、土台の粘土が痩せたことで外側に押し出される「はらみ」を起こしていました。
こちらの屋根は築40年。当時は現在のような「ガイドライン工法(耐震・耐風性能を高めた施工)」が普及する前の時代です。
特に気になったのが、「棟際(むねぎわ)の納め方」です。 棟際とは、棟瓦のすぐ下にある平らな瓦(桟瓦)との接合部分のこと。ここが適切に処理されていないと、強い風が吹いた際に雨水が逆流して内部に侵入しやすくなります。
棟の解体と並行して、屋根全体の平瓦もチェックしました。すると、数枚の瓦に**「凍害」**が見られました。
※凍害とは? 瓦が吸収した水分が冬場の寒さで凍結・膨張し、瓦の表面がポロポロと剥がれたり割れたりする現象です。
放置するとそこから水が染み込むため、今回は棟の修理に合わせて、傷んだ平瓦を新しいものへ部分交換しました。
今回の修理では、昔のように重い「土」は使いません。代わりに「南蛮漆喰(なんばんしっくい)」を使用します。
南蛮漆喰とは、通常の漆喰にシリコンや油分を配合した、非常に防水性と粘着性が高い素材です。これを使用することで、屋根を軽量化しつつ、瓦同士をガッチリと固定できます。
長屋の補修で最も技術を要するのが、お隣の屋根との接続部分(取り合い)です。 お客様の部分だけ瓦を新しくすると、どうしても高さに差が出たり、隙間ができたりしがちです。
そこを妥協せず、お隣の棟の高さをミリ単位で合わせ、一本の真っ直ぐな棟に見えるよう調整します。 「自分の家だけ浮いてしまわないか」という心配も、熟練の技があれば無用です。
「雨漏り=屋根の全面葺き替え」と考え、高額な費用に二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか?
しかし、今回の施工事例のように、原因を特定して「棟の葺き直し」や「瓦の部分交換」を行うだけで、屋根の寿命は劇的に延び、雨漏りもピタッと止まります。
「街の屋根屋さん大阪門真店」には、創業51年の歴史を支えてきた、瓦を知り尽くした熟練職人が多数在籍しています。 最新の金属屋根だけでなく、今回のような和瓦(日本瓦)の繊細な積み直しは、経験豊富な職人にしかできない「手仕事」です。
「連棟だから相談しにくい……」
「少しの雨漏りだけど、大ごとにならないか心配……」
そんな不安をお持ちの方は、ぜひ一度当店へご相談ください。 部分補修から全面リフォームまで、誠心誠意ご対応させていただきます!
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