2026.01.10
1. 築年数が経過したカラーベスト屋根の現状と劣化 今回ご依頼いただいたお宅の屋根材は、一般的に「カラーベスト」や「コロニアル」と呼ばれる薄いセメント板でした。 現地調査にお伺いしたところ、長年の紫外線や雨風の影響で、屋根表面の「塗膜(とまく:ペンキの膜)」がほとんど剥がれてしま…

お客様のお住まいは、重厚な存在感のある入母屋屋根が特徴的で、長年丁寧に維持されてきた様子が伝わってきました。ただ、築40年以上が経っていることもあり、瓦や下地の劣化が気になり始めたとのことでした。特に大きな揺れが発生した際の屋根への負担を心配され、**「軽くて強い屋根にしたいが、和風の印象は崩したくない」**というご要望が寄せられました。その思いに応えるため、いぶし瓦の質感を保ちながら軽量化できる淡路産いぶし平板瓦をご提案させていただきました。





瓦土が残る状態の写真からは、昔ながらの工法で施工されていた様子がわかります。大量の土を取り除く作業は重労働ですが、同時に屋根全体の状態を隅々まで確認できる工程でもあります。
これだけの瓦と土が屋根上に乗っている訳ですから、屋根にはかなりの重量が掛かっているわけです。
しかし、土葺が悪いとう訳ではなく、土葺は防火性が高いため、火災の延焼を防ぎ、瓦隙間からの雨水を吸収し、また高温多湿の日本の風土において、調湿を行い、屋根からの熱を防ぐという効果もあったのですが、阪神淡路大震災より、重い屋根は敬遠されており、もう現在では土葺で工事されることは少なくなってしまいましたね。
瓦と土をすべて撤去しました。
屋根には杉板を薄くスライスして重なり合わせて留め付ける昔からの下葺工法の「トントン葺」が施されておりました。これは、その杉板を一枚一枚木釘で留めつける時、職方がテンポ良く、トントンと留めつけることから、「トントン葺」と呼ばれるようになりました。現在では防水性の高い改質ゴムアスファルトルーフィングが使用されますが、昭和の時代では、高級下葺材として大きな居宅には良く使用されたものです。
この杉板は撤去せずに、この上から合板で新しい野地を作成していきます。
ゴムアスルーフィング工事が終われば、新しい瓦を引っ掛け留めつける為の桟木を割り付けをして、打ち付けていきます。
当社では、瓦桟に腐らない樹脂製の瓦桟を使用しております。
この瓦桟は木材製が主流で、防腐剤注入の木桟などが多く使用されますが、防腐剤が瓦を留め付けた釘などを劣化させるという事例も出てますので、当社では多くのハウスメーカ―などでも使用されている樹脂製の瓦桟を使用しております。
そして、瓦の枚数を計算した数量を屋根上に荷揚機で手作業で上げてまくばって行きます。
瓦桟に引っ掛けて、ナイスザノア瓦を並べ、釘で留めつけて行きます。このような感じで、屋根全面に瓦を並べて、全枚釘で留めつけます。
写真に写っている工具はエアハンマーで、瓦の釘穴に釘を刺して、この工具で押さえつけるとエアの力で釘を留めつけてくれます。早く、力もいらず、金槌を打ち損じて瓦を破損させることもないという優秀な工具になります。

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