2026.04.11
1. 平部の瓦が完了し、いよいよ「棟(むね)」の工程へ まずは「平部(ひらぶ)」と呼ばれる、屋根の広い面の瓦をすべて葺き上げました。ここからは屋根の頂点や角にあたる「棟(むね)」を作る工事に入ります。棟は屋根の強度や雨漏り防止において最も重要な部分であり、職人の腕が最も試される場…
屋根の頂上部分や斜めのラインを形成する「棟(むね)」の施工からご紹介します。
ここでは「のし瓦」という平らな瓦を順番に積み上げていきます。
「のし瓦」とは、棟の土台や装飾となる細長い瓦のことです。
ただ積めばいいというわけではありません。
雨水の侵入を防ぎ、かつ見た目の重厚感を出すために、シルガード(粘土と石灰などを混ぜた強力な下地材)を使いながら、一段ずつ水平を確認して積み上げていきます。
一段、また一段と積み上がるごとに、屋根に命が吹き込まれていくような感覚は、何度経験しても鳥肌が立つ瞬間です。
入母屋屋根の大きな見どころといえば、屋根の四隅(今回は2か所)に伸びる「隅棟(すみむね)」です。
この隅棟の施工は、まさに職人の「感覚」がすべてと言っても過言ではありません。
真っ直ぐに積むだけでは、下から見上げた時に少し硬い印象になってしまいます。
屋根全体のバランスを見ながら、先に向かってわずかに「反り」を持たせるような曲線美を作るのが、熟練職人の腕の見せどころ。
定規で測れない、空との調和を考えた絶妙なライン。
「この角度が一番綺麗に見える」という職人のこだわりが、この曲線に詰まっています。
次にこだわったのが「妻下(つました)」のコーナー部分です。
「妻(つま)」とは、屋根の側面にある三角形の壁の部分を指します。
ここのコーナー(角)は、瓦同士が複雑に交差するため、角度を合わせるのが非常に難しい箇所です。
瓦を現場で一枚一枚、専用の道具で削り出し、隙間なくピッタリと収まるように調整していきます。
「これくらいでいいだろう」という妥協は一切ありません。
ピシッと角度が揃った妻下のラインは、建物の輪郭をより際立たせ、高級感を演出してくれます。
すべての瓦を積み終えたら、最後の大切な仕上げ工程「漆喰塗り」です。
漆喰は、瓦を固定するだけでなく、防水性を高め、さらには見た目を美しく整える役割があります。
のし瓦の隙間に、真っ白な漆喰を塗り込んでいきます。
この「白」が加わることで、いぶし銀の瓦の色がより引き立ち、屋根全体がパッと明るく、清潔感あふれる姿に生まれ変わります。漆喰の塗り残しやはみ出しがないよう、細心の注意を払って仕上げました。
ついに全ての工程が完了しました!
交野市の美しい景観に溶け込みつつ、ひと際存在感を放つ、風格ある入母屋屋根の復活です。
お客様からは「見違えるように立派になった。職人さんの丁寧な仕事ぶりを見ていて安心できた」と、身に余るお言葉をいただきました。
私たちにとっても、これほど大きな伝統屋根に携われたことは大きな誇りです。
屋根は、家を守る要です。
「最近、屋根の汚れが気になる」「瓦がずれていないか心配」といった些細なことでも構いません。
寝屋川市、交野市、そして近隣地域の皆様、大切なお住まいの屋根診断は、
職人直営の街の屋根やさん大阪門真店へお任せください。
地元の職人が、あなたのお家を誠心誠意、お守りいたします。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん大阪門真店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2026 街の屋根やさん All Rights Reserved.