2026.02.21
「あまり使わない部屋だから」と油断は禁物!天井板の異変 現地に到着し、まずは室内を拝見しました。お客様のお宅は非常に大きく、今回雨漏りが発生したのは殆ど使われていない部屋とのこと。 「普段入らない部屋だったから気づくのが遅れてしまって。でも、ふと見上げたら天井板がかなり傷んでいて…
こんにちは!「街の屋根やさん大阪門真店」です。
日々、地域密着で屋根の点検・修理を行っている私たちですが、今回は東淀川区にお住まいのお客様より「屋根の汚れと、瓦の割れが気になる」とのご相談をいただき、現場調査に伺いました。
一見すると丈夫に見える瓦屋根ですが、実は「経年劣化」だけでなく「立地条件」や「当時の施工方法」によって、知らぬ間にダメージが蓄積されていることがあります。今回の点検結果を詳しく解説します。
今回点検したのは、日本古来の波打つ形状が美しい「和形(わがた)釉薬瓦」です。色は落ち着いた「シルバー色」で、表面に釉薬(うわぐすり)を塗って焼き上げているため、瓦自体の防水性は非常に高いのが特徴です。
しかし、屋根に登ってみると、本来のシルバーとは違う「赤っぽい変色」が目立っていました。
お客様も「サビているのかしら?」と心配されていましたが、実はこれ、瓦自体が変色したわけではありません。 こちらの物件のすぐそばには鉄道が走っています。電車が通る際、車輪とレールの摩擦などによって微細な「鉄粉」が舞い、それが屋根に付着。その鉄粉が酸化(サビる)することで、屋根全体が赤っぽく見えていたのです。
線路沿いのお宅ならではの現象ですが、美観を損ねるだけでなく、放置すると他の部材への影響も懸念されます。
点検を進めると、屋根の端にあたる「軒先(のきさき)瓦」や、屋根の側面(妻側)にある「袖(そで)瓦)」に割れが数箇所見つかりました。
用語解説:ケラバ・袖瓦とは? 屋根の端っこのうち、雨樋がついていない側の斜め部分を「ケラバ」と呼び、そこに使うL字型の瓦を「袖瓦」と言います。
一見、何かがぶつかって割れたようにも見えますが、原因は内部にあります。 昔の施工では、瓦を固定するために「鉄釘」が使われていました。
この鉄釘が長い年月をかけて雨水などで酸化し、サビて太くなる(膨張する)のです。すると、釘穴を内側から圧迫し、瓦をパカッと割ってしまうのです。
これは専門用語で「爆裂」に近い現象。強風時に瓦が落下する危険があるため、早急な差し替えが必要です。
屋根の頂上部分である「棟(むね)」を確認すると、瓦の隙間を埋める「面戸(めんど)漆喰」が劣化し、ボロボロと剥がれ落ちていました。
漆喰は、内部の葺き土(ふきつち)を雨から守る重要な役割を持っています。これが剥がれると土が流れ出し、棟の土台がスカスカになってしまいます。最終的には棟が歪んだり、崩れたりする原因になるため、漆喰の詰め直しが必要です。
今回の調査で最も懸念されたのが、屋根の高さが変わる境目「棟違い(むねちがい)」部分の仕舞(しまい)です。
本来、屋根は雨水をスムーズに下へ流すように作られなければなりません。しかし、こちらの屋根は袖瓦からの雨水の流れを、棟瓦がまるでダムのように塞いでしまっていました。 行き場を失った雨水がすべて棟に当たるようになっており、これでは「雨を逃がす」どころか「雨を呼び込んでいる」ような状態です。
さらに、壁際を確認すると、非常に無造作に漆喰が盛られているだけでした。 案の定、棟に当たって逆流してきた雨水が内部に浸入しており、垂木(たるき:屋根を支える木材)が腐食してしまっていました。
正直なところ、この時代の屋根工事は「とりあえず形になっていればいい」という、今では考えられないような雑な納まり(仕上げ方)が多く見受けられます。 当時は問題なくても、数十年経った今、その「甘い施工」が住まいの寿命を縮める大きな原因となって現れてくるのです。
今回の調査結果を受け、お客様には以下のご提案をいたしました。
割れた瓦の差し替え(サビないステンレス釘を使用)
棟の取り直し工事(根本的な水の流れを改善する設計)
腐食した木部の補強
屋根は地上からでは見えない部分がほとんどです。「瓦だから大丈夫」と思っていても、今回のように施工時の不備や、立地環境によるダメージが隠れているかもしれません。
「街の屋根やさん大阪門真店」では、点検・お見積りは無料です。 強引な営業は一切いたしません。「うちの屋根はどうかな?」と少しでも気になった方は、ぜひお気軽にご相談ください。
大切なお住まいを守るために、今の状態を正しく知ることから始めてみませんか?
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