2026.02.19
長年の紫外線と雨風による「カラーベスト」の退色 屋根に上ってまず目に飛び込んできたのは、屋根材の色あせです。こちらの住宅では「カラーベスト(コロニアル)」という、薄い板状の屋根材が使われていました。 ※カラーベストとは?セメントと繊維を混ぜて薄く加工した屋根材で、日本の住宅で最も…

今回、寝屋川市にお住まいのお客様よりご相談をいただいたきっかけは、「前回の塗装メンテナンスから数年が経ち、屋根の端にサビが目立ってきた」ということでした。
一見すると、屋根の表面はまだ黒々としていて綺麗に見えます。しかし、プロの目で詳しく調査を行うと、見た目だけでは判断できない深刻なサインが隠れていました。
前回の塗装時、屋根材の重なり目に隙間を作る「縁切り」が十分に行われていなかったため、逃げ場を失った雨水が屋根の内側に滞留。さらに、この屋根特有の「勾配(傾斜)の緩さ」が災いし、じわじわと下地の合板を腐食させていたのです。
「まだ表面は綺麗だから大丈夫」という思い込みが、実は一番の落とし穴。雨漏りが室内にまで到達してからでは、お家の構造自体に大ダメージを与えてしまいます。今回は、手遅れになる前に根本的な解決を目指し、下地から作り直す「リッジウェイ」への葺き直しをご提案いたしました。





こんにちは!街の屋根やさん大阪門真店です。
今回は、寝屋川市にて行いました「カラーベスト屋根からリッジウェイへの葺き直し工事」の様子を詳しくご紹介します。
屋根のリフォームを検討される際、「全部剥がしてやり直すべき?」「上から重ねるだけで大丈夫?」と悩まれる方は多いはずです。今回の現場は、まさにその判断が重要となったケースでした。
今回の屋根は少し特殊な形状で、3階部分に屋上(ベランダ)があり、その周囲をぐるりと「カラーベスト(薄い板状の屋根材)」が囲っている造りでした。
一見すると、過去に一度塗装メンテナンスをされているため、屋根全体は黒々と美しく見えます。しかし、細部を調査すると課題が見えてきました。
棟板金(むねばんきん): 屋根の頂上にある金属カバー。塗装されており状態は良好。
ケラバ板金: 屋根の端(横側)の金属部分。ここは塗装が届いておらず、サビが発生していました。
最も深刻だったのは「屋根の勾配(傾斜)」です。勾配が緩い屋根の場合、雨水が流れにくく滞留しやすいため、より慎重なメンテナンスが求められます。
通常、古い屋根材の上に新しい屋根を重ねる「カバー工法」もありますが、今回は既存のカラーベストの上に「野地合板(のじごうばん)」という木の板を新しく貼る手法を取りました。
理由は、前回の塗装時に「縁切り(えんぎり)」が不十分だったことにあります。
用語解説:縁切り(えんぎり)とは 屋根塗装の際、屋根材の重なり目に隙間を作る作業のこと。これができていないと、毛細管現象で雨水が吸い上げられ、屋根の内側(下地)を腐らせてしまう原因になります。
今回の現場では、勾配の緩さと縁切り不足が重なり、カラーベストの下にある木の下地(野地)がかなり傷んでいました。しかし、すべてを解体してやり直すと、高額な処分費と工期がかかってしまいます。
そこで、コストを抑えつつ、新しい屋根材を固定する釘の「保持力」をしっかり確保するために、傷んだ下地を補強する形で新しい合板を全面に貼る判断をいたしました。
土台が整ったら、その上に防水の要である「ゴムアスルーフィング(高機能防水シート)」を敷き詰めます。
用語解説:ゴムアスルーフィングとは 従来の防水シートよりも粘り気があり、釘穴をしっかり塞いでくれるため、雨漏り防止に非常に効果的なシートです。
この際、軒先(屋根の先端)の「水切金物」をルーフィングの下にきっちりと敷き込むのがプロのこだわりです。雨水の出口を正しく作ることが、家を長持ちさせる秘訣です。
いよいよ主役の屋根材、「リッジウェイ」の登場です。今回はシックなモダングレーを採用しました。
リッジウェイには、他の屋根材にはない優れた特長があります。
抜群の耐久性: ガラス繊維を芯材にしたアスファルトシングル材で、割れやサビに強い。
立体感のあるデザイン: 独特のグラデーションが屋根に深みを与え、高級感が出ます。
軽量で地震に強い: 瓦に比べて非常に軽いため、建物への負担を軽減できます。
谷部分(屋根の折れ曲がる溝)には専用の谷板金を敷き込み、リッジウェイを一枚ずつ丁寧にカットして隙間なく密着させていきます。

今回の難所は、3階屋上(ベランダ)の壁との接合部でした。 新築時は壁のモルタルの中に板金を埋め込めますが、リフォームではそれが困難です。
さらに今回は壁の立ち上がりが低かったため、雨水の侵入を完全に防ぐよう、壁の天端(てっぺん)まで大きく板金を被せるというオリジナルの工法で仕上げました。既製品をただ付けるのではなく、現場の状況に合わせて板金を加工する「板金職人の技術」が問われる場面です。
最後に、屋根の頂上部分(棟)を現場に合わせて加工した棟板金で仕上げ、すべての工程が完了しました。
施工前は、下地の傷みや特殊な形状から雨漏りの不安があった屋根も、最新のリッジウェイと強固な下地補強によって、新築時以上の安心感を持つ屋根へと生まれ変わりました。
モダングレーの落ち着いた色合いが、お住まい全体の雰囲気をぐっと引き締めています。
「うちの屋根も、塗装だけで大丈夫かな?」「緩い勾配だけど、雨漏りはしない?」 そんな不安をお持ちの方は、ぜひ一度、
創業51年の地域密着の屋根専門工事店が運営する街の屋根やさん大阪門真店へご相談ください。
私たちは、単に新しくするだけでなく、10年、20年先もお住まいを守り続けるための「最適な工法」をご提案いたします。点検・お見積もりは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください!
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