2026.02.13
今回は、大東市にお住まいのお客様より「屋根の変色が気になるので一度見てほしい」とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。そこで出会ったのは、現在では非常に珍しい「セキスイかわらcity」という屋根材です。 この屋根材はよく葺かれていた「セキスイかわらU」と兄弟商品で、材質は一緒…

今回の施主様が葺き替えを決意された一番のきっかけは、「瓦の凍て割れ」でした。
もう葺かれてから40年以上になる屋根の状態が気になり、弊社に点検のご依頼を頂きまして確認したところ、和形塩焼き瓦という、昔は多く葺かれた瓦ですが、寒さに弱く古くなると凍て割れが発生してしまう瓦でして、このお客様の屋根瓦も瓦の表面がミルフィーユのように薄く剥がれ落ちる「凍て割れ」多数みられ、その他瓦のズレなども確認できましたので、今後のメンテナンスコストや、昨今の地震対策への関心の高さもあり、「この先30年、安心して住み続けられる軽い屋根にしたい」というご希望から、超軽量で止水性の高い「カレッセS遮熱プラス」への全面葺き替えをご提案いたしました。





今回のご依頼は、長年お住まいを守ってきた「和形塩焼き瓦」の屋根でした。現地調査にお伺いしたところ、瓦の表面がポロポロと剥がれるように割れる「凍て割れ(いてわれ)」が深刻化していました。
凍て割れとは、瓦内部に染み込んだ水分が冬場の寒さで凍結・膨張し、内側から瓦を破壊してしまう現象です。ここまで傷みが進むと、塗装などのメンテナンスでは太刀打ちできません。瓦自体の寿命と判断し、最新の金属屋根への葺き替えをご提案しました。
まずは、古い瓦を一枚一枚丁寧に剥がしていきます。昔ながらの瓦屋根は、瓦の下に「葺き土(ふきつち)」と呼ばれる大量の土が敷き詰められています。
この土が断熱や固定の役割を果たしていましたが、現代の基準で見ると相当な重量です。これらをすべて手作業で土のう袋に詰め、撤去していきます。土を取り除くだけで、家にかかる負担が劇的に軽くなるのがわかります。
土を取り除くと、その下から「トントン」と呼ばれる下地が出てきました。トントンとは、薄く削った杉板を何枚も重ねて並べた、昔ながらの防水下地材のことです。
現在はゴム製の防水シート(ルーフィング)が主流ですが、かつてはこの木の重なりによって雨水の侵入を防いでいました。先人の知恵が詰まった工法ですが、経年劣化で隙間ができやすいため、ここから新しい下地を作っていきます。
新しい屋根を固定するためには、しっかりとした土台(野地)が必要です。 まず、既存のトントンの上から、屋根の骨組みである「垂木(たるき)」の位置に合わせて、35mm×35mmの角木を縦方向に流して固定します。
その上から、厚さ12mmの丈夫な構造用合板を打ち付けていきます。これにより、屋根の強度が大幅にアップし、地震や強風にも強いしっかりとした下地が完成します。
新しい野地板が完成したら、その上に防水の要である「改質ゴムアスルーフィング」を敷き詰めます。
「ルーフィング」とは屋根材の下に敷く防水シートのことですが、今回使用した「改質ゴムアス」は、ゴム成分を配合して粘り強さを高めた高品質な素材です。タッカー(ホッチキスのような留め具)を打った穴を自身の弾力で塞いでくれるため、雨漏りリスクを最小限に抑えることができます。
野地合板を2重に重ねて厚みを出したことで、屋根の端部分(ケラバ)に通常よりも大きな隙間が生じます。
ここは既製品をただ付けるだけでは綺麗に収まりません。職人が現場に合わせて、耐久性の高いガルバリウム鋼板を加工し、隙間をきっちりと隠すカバーを作成しました。見た目の美しさと、横からの雨の侵入を防ぐ重要な工程です。
いよいよメインの屋根材、「カレッセS遮熱プラス」を葺いていきます。 この屋根材の最大の特徴は、本体同士の繋ぎ目に「専用ジョイント」をはめ込んでいく工法です。
ジョイント工法のメリット:
抜群の止水性: 繋ぎ目からの水の浸入を物理的にシャットアウトします。
熱伸縮への対応: 金属は温度でわずかに伸び縮みしますが、ジョイントがその動きを逃がすため、歪みや音鳴りを防ぎます。
屋根の頂上部分(棟)の仕上げを行います。下地となる木材をしっかり固定し、カレッセ専用の棟板金を取り付けます。
一般的な金属屋根の棟は角張った形状が多いですが、カレッセの棟包板金は「丸形状」をしています。この曲線が、金属特有の冷たさを和らげ、どこか優しく、かつ高級感のある印象を与えてくれます。
今回の葺き替えで、最も大きな変化は「屋根の重さ」です。
和形瓦(土葺き): 1平方メートルあたり約60kg〜80kg
カレッセS(金属): 1平方メートルあたり約5kg
なんと、重さは10分の1以下になりました!屋根が軽くなると、地震の際の建物の揺れが大幅に軽減され、家全体の寿命を延ばすことにつながります。
完成した屋根は、フラットな横葺きデザインによって、和風の趣を残しつつも「シンプルでモダン」な、現代的な仕上がりになりました。遮熱機能も備わっているため、夏場の屋根裏の温度上昇も抑えられます。
「瓦が古いけれど、どこに頼めばいいかわからない」「今の屋根の状態を見てほしい」という皆様。 街の屋根やさん大阪門真店では、お客様のご希望とご予算に合わせた最適なプランをご提案いたします。
今回の施工事例を見て「うちの屋根もそろそろかな?」と思われた方、まずは無料の点検・お見積もりから始めてみませんか?お気軽にお問い合わせください!
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