2026.03.23
枚方市にて雨漏り調査。天井の大きなシミに隠された意外な原因とは? 本日は、お隣の枚方市にお住まいのお客様より「天井に大きな雨漏りのシミができて困っている」とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。 和瓦の王様ともいえる、重厚感のある「いぶし瓦」の屋根でしたが、お部屋に入って驚き…
こんにちは!街の屋根やさん大阪門真店です。
今回は、枚方市にあるお寺の「庫裏(くり)」の雨漏り調査に伺いました。庫裏とは、お寺の住職様やご家族が生活される建物のこと。歴史ある立派な建物ですが、その分、屋根の構造は非常に複雑で、メンテナンスには高度な知識が必要とされます。
「玄関の天井にシミができていて……」というご相談を受け、さっそく現場を確認させていただきました。
まずは室内の状況を確認します。玄関に入ると、見事な「格子天井(こうしてんじょう)」が目を引きます。格子天井とは、木材を格子状に組み、その間に板をはめ込んだ伝統的な天井様式です。
しかし、その美しい格子の隙間から、はっきりと雨染みが確認できました。場所はちょうど、外の「唐破風(からはふ)」屋根の真下にあたります。これほど立派な天井にシミが広がってしまうのは、非常に心苦しいものです。木材が腐食する前に、一刻も早い原因究明が必要です。
外に出て屋根を見上げると、玄関の上には弓を射るような曲線を描いた「唐破風(からはふ)」屋根がありました。神社仏閣の象徴とも言える非常に美しい意匠ですが、実は雨漏りが起きやすい急所でもあります。
こちらの唐破風は「銅板」で葺かれていますが、よく見ると頂上部の「棟(むね)」には鋼板でカバーされた跡がありました。過去に一度、雨漏り対策として補修が行われたようですが、今回の漏水は別の場所が原因のようです。
屋根に登り、詳細に調査を進めます。今回の雨漏りの直接的な原因となっていたのは、唐破風屋根と本屋根(瓦屋根)が交差する「谷」の部分でした。
この場所は、隣接する「入母屋(いりもや)」屋根とも複雑に絡み合っています。専門用語で屋根の接合部をきれいに納めることを「仕舞(しまい)」と呼びますが、この現場では隅棟(すみむね:屋根の四隅に斜めに下りている棟)の仕舞が非常に複雑になっていました。
本来、雨水がスムーズに流れるべき「道」が、複雑な構造ゆえに滞りやすくなっており、そこから雨水が内部へ侵入している形跡が見られました。
さらに、屋根の頂点である「本棟」や「隅棟」の状態も深刻でした。
瓦の隙間を埋める白い「面戸(めんど)漆喰」が、あちこちでボロボロに剥がれ落ちています。漆喰がなくなると、中の土が雨風で流され、瓦を支える力が弱まります。その結果、「のし瓦」(平たい瓦を積み上げた部分)が大きくズレを起こしていました。
このまま放置すれば、雨漏りが悪化するだけでなく、地震や台風の際に棟が崩壊してしまう危険性も否定できません。
今回のようなお寺や伝統建築の屋根は、一般的な住宅に比べて構造が何倍も複雑です。単に「瓦を新しくする」だけでは解決せず、水の流れを読み、適切な「仕舞」を行う技術が不可欠です。
特に唐破風や入母屋が重なる屋根は、職人の腕がはっきりと出ます。
「街の屋根やさん大阪門真店」では、創業51年の瓦工事専門店が運営しておりますので、こうした難しい寺社仏閣の屋根修理にも豊富な実績がございます。
「古い建物だから、どこに頼めばいいかわからない」
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