2025.12.21
門真市にて車修理工場の瓦棒板金屋根の点検を行いました 今回は門真市にある車修理工場様より、「屋根の状態が気になるので一度見てほしい」とのご相談をいただき、瓦棒板金屋根(かわらぼうばんきんやね)の点検を行いました。瓦棒板金屋根とは、金属製の屋根材を使用し、屋根の表面に棒状の継ぎ目(…
今回ご相談いただいたのは、窓の上にある「庇(ひさし)」からの雨音です。
現状の庇を確認したところ、表面が「鉄板(板金)」で仕上げられていました。
鉄板の庇は耐久性が高く、一般的によく使われる工法です。しかし、金属であるため、上から雨粒が落ちてくると「太鼓」を叩くような仕組みで音が響いてしまいます。特に、2階の屋根やベランダから大きな雨だれが一点に集中して落ちる場所では、その音はさらに増幅されて室内に伝わってしまいます。
「雨のたびに耳栓をしたくなる…」そんなお客様のストレスを解消するため、今回は「音を吸収する」特殊な材料を使ったリフォームをご提案しました。
雨音を抑えるために私たちが選んだのは、従来の鉄板とは全く異なる性質を持つ、「アスファルトシングル」という屋根材です。
アスファルトシングルとは?
簡単に言うと、ガラス繊維のマットにアスファルトを染み込ませ、表面に細かな「天然石」を吹き付けたシート状の屋根材です。
この材料には、雨音を抑える2つの大きな特徴があります。
今回使用したアスファルトシングル以外にもエコカパラという商材もご提案させていただきました。
ただしこの工事は既存の庇の表面に材料を吹き付けていくため養生工事などが必要で少し高額になってしまいます。
これらの工事は鉄板屋根などに施工するのがお勧めです。
エコカパラとは?
廃瓦(古くなった瓦)を細かく砕いたチップを再利用した、環境に優しいセラミック素材のことです。
これを既存の鉄板などの上に特殊な接着剤と共に施工することで、表面にさらに凹凸が生まれます。この凹凸が「消音材」のような役割を果たし、雨音を劇的に軽減します。また、断熱効果も高まるため、夏場の庇からの照り返し熱を抑えるという嬉しい副産物もあります。
工事完了後、雨の日に改めてお客様を訪ねると、「これまでの音が嘘みたいに静かになりました!窓を閉めていれば、降っていることさえ気づかない時もあります」と、大変喜んでいただけました。
庇のリフォームは、屋根全体を葺き替えるような大規模な工事に比べれば小さなものかもしれません。しかし、毎日、そして毎年続く「雨音のストレス」から解放されることは、生活の質を大きく向上させてくれます。
皆さんはタオルを置いたりゴムシートを置いたりする対策をしていますが、風などで飛散したり劣化してしまうことがあります。
「たかが雨音くらいで相談してもいいのかな?」
そんな風に思われる必要はありません。住まいの「気になる」は、放置すると大きなストレスに繋がります。
街の屋根やさん大阪門真店では小さな困りごとにも相談してくれればスタッフとともにできる限りの対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
ありがとうございました。
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