2026.03.09
1. 和室の状況確認:天井だけでなく壁にまで広がる雨漏り跡 まずは、雨漏りが発生している和室の室内を確認させていただきました。 天井には大きな雨染みが広がり、さらにその跡は壁にまで伝っていました。雨漏りというと「ポタポタと水が垂れてくる」イメージが強いですが、実は壁の内部を伝って…
今回は、門真市内にお住まいのお客様から「蔵と母屋の間から雨漏りがしている」とのご相談をいただき、現地調査に伺った際の様子を詳しくレポートします。
特に伝統的な建築様式を持つお宅にお住まいの方や、複雑な構造の屋根でお悩みの方にぜひ読んでいただきたい内容です。
今回お邪魔したのは、立派な「蔵」を構えた重厚感のある日本家屋です。 門真市には、代々受け継がれてきた蔵や大きな母屋を持つお宅が今も大切に残されていますが、こうした建物特有の悩みが「構造の複雑さ」による雨漏りです。
特に今回は、「蔵と母屋が隣接している部分」からの漏水。 蔵と母屋、それぞれ独立した建物がくっついている場所は、どうしても雨水の通り道が複雑になり、雨漏りのリスクが高まってしまうのです。
早速、家の中に案内していただき、最も雨漏りがひどいという場所の天井裏へ潜入しました。 屋根の調査は外側からだけでなく、「内側(天井裏)からどこに水が回っているか」を確認するのが鉄則です。
確認すると、蔵と母屋の壁際から水が滴った跡がはっきりと残っていました。 この真上に位置するのが、「平行谷(へいこうだに)」と呼ばれる部分です。
通常、屋根の谷(V字の部分)は傾斜がついていますが、建物同士が並行に並んでいる隙間を埋める溝のような部分を「平行谷」と呼びます。ここは雨水が集まりやすく、かつ流れが緩やかになりやすいため、非常に負担がかかる場所なのです。
屋根に登って平行谷を詳しく見てみると、そこには銅板(どうばん)が敷かれていました。 昔の立派なお宅では、高級な仕上げ材として銅板がよく使われていました。最初はキラキラした10円玉のような色ですが、年月が経つと「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる渋い緑色に変化し、非常に趣が出ます。
しかし、長年の酸性雨や、瓦から落ちる雨水の刺激によって、銅板は少しずつ薄くなっていきます。今回の点検でも、過去に穴が開いたので補修した跡や、劣化した部分が見られました。
また、この部分には母屋が大きい為かなりの雨水の量が流れてくるので谷板の加工的にも多量の雨を処理しきれてないようでした。
蔵の壁の焼き杉板が経年劣化でかなり反ってしまっており、杉板下の土壁が見えてしまっていますね。
雨を軒先に流す桁壁捨て板金が見えますが、これの天端も見えてますので雨が吹き降りの時は雨が壁内を伝わって雨漏りを起こす可能性がありますので、この杉板も交換が必要になりますね。
今回の修理プランとして、私たちは「銅谷板からガルバリウム鋼板への交換」をご提案しました。
アルミニウムと亜鉛の合金でメッキされた鉄板のことで、現在の屋根リフォームでは主流の素材です。非常に錆びに強く、耐久性に優れているため、雨水が溜まりやすい谷部分の補修には最適です。
しかし、今回の工事で最も重要なのは素材選びだけではありません。 **「瓦を一度取り外して、谷を入れ替えた後に、また正しく積み直す」**という工程が必要です。
蔵や母屋の屋根は立派な和瓦で構成されています。この瓦の扱いには、高度な熟練の技術が必要です。ただ板を敷くのではなく、雨水の流れを計算し、瓦との隙間を調整しながら戻していく。これこそが、「瓦職人」の腕の見せ所です。
当店の職人は、こうした伝統的な日本屋根の構造を熟知しています。複雑な平行谷の納まり(仕上げ)も、美しく、かつ二度と漏らないように完璧に仕上げます。
「蔵があるから構造が難しそう」「古い建物だから、どこに頼めばいいかわからない」と不安に思われている方も多いかもしれません。
しかし、放っておくと雨漏りは建物の柱や梁を腐らせ、家の寿命を縮めてしまいます。 今回の門真市のお宅のように、原因をしっかり特定し、適切な素材と確かな職人の技術で修理すれば、大切なお住まいはまた長く守っていくことができます。
街の屋根やさん大阪門真店では、点検・お見積もりを無料で承っております。 ちょっとした雨染みや、屋根の変色が気になったら、ぜひお気軽にご相談ください。地元のプロとして、誠実に対応させていただきます!
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