門真市　フルベスト24で葺かれた屋根の点検をさせて頂きました。フルベスト24って？

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門真市　フルベスト24で葺かれた屋根の点検をさせて頂きました。フルベスト24って？

門真市のお客様から屋根点検のご依頼を頂きました。カラーベストで葺かれているとのことで、点検に行きますと葺かれていたのは旧松下電工（現KMEW）のフルベスト24でした。
見た目は普通のカラーベストと同じに見えるのですが、横幅や働き寸法が特殊なので、補修などは難しいんです。

比較の写真がありますが、右上の屋根材がフルベスト24です。働き寸法（重なりで隠れてない部分）が少し大きいのです。横幅も606ｍｍで、カラーベストの910ｍｍよりかなり小さくなっています。
フルベスト24の24は坪あたりの枚数で、坪/24枚の屋根材だったわけです。
カラーベストは坪/20枚ですので、工事する方としては4枚も多く施工しなければならないため、カラーベストの方がよく使用されたので、このあと松下電工も坪/20枚のフルベスト20というものを販売しています。

2階建ての家なのですが、ケラバ側にしか梯子が掛からないため、少し高めに伸ばさなければなりません。9ｍまで伸びる梯子を目いっぱい伸ばして届きました。そこを上って屋根に上がります。
右の写真をみると高所恐怖症の方は目を回すかかもしれませんが、私たちプロは梯子を掛ける位置、固定など長年の実績からの経験がありますので大丈夫です。
上がれない屋根の場合は上げれないと申告しますので、無茶はしません。

フルベスト24の状態は、過去に再塗装がされてあり、その塗膜は残っているようですが、かなり褪せてきておりますので再塗装かカバー工事の時期が来ていると思われます。
棟包板金も浮きなどはなく良好な状態です。

ケラバ付近のフルベスト24に割れが見られますね。この程度の割れでは、下に重なっている部分があるので雨漏りをすることはできませんんが、代用する屋根材がないので板金を差すなどの応急処置になってしまいます。

フルベスト24で葺かれているということは少なくても30年以上経っているということですので、瓦の耐用年数も限界に来てると思われます。
現状、大きな割れやズレ、板金の浮きなどがある訳ではないので、早急にしなければならないという事ではないですが、
そろそろ屋根の葺替工事やカバー工事の時期にきていると思われます。
再塗装は2回目になるので、お勧めはできません。

街の屋根やさん大阪門真店では、屋根点検のご依頼を受け付けております。
もうだいぶ屋根に何もしてないけど、大丈夫なんだろか？とか、もう少し軽い屋根材のこととか教えて欲しいとか、どんな事でも構いませんので、
お気軽にお問合せ下さい。