2026.03.15
先日、枚方市にお住まいのお客様より「立派な和瓦の屋根なので、一度専門家にしっかり見てほしい」とのご依頼をいただき、屋根点検に伺ってまいりました。 今回拝見したのは、日本の建築美の象徴とも言える「入母屋屋根」です。最近では見かけることが少なくなった、職人の技術が詰まった素晴らしいお…
こんにちは!街の屋根やさん大阪門真店です。 今回は、寝屋川市にお住まいのお客様より「屋根の破片が庭に落ちてきている」とのご相談をいただき、連棟戸建ての屋根点検に伺った際の様子を詳しくお伝えします。
築年数が経過した屋根には、その時々の工法特有の悩みがあります。同じような状況でお困りの方の参考になれば幸いです。
今回点検した建物は、築40年ほどの連棟戸建てです。屋根材には「アスファルトシングル」が使用されていました。
アスファルトシングルとは? ガラス繊維(ガラスマット)にアスファルトを染み込ませ、表面に細かい石粒を吹き付けたシート状の屋根材です。欧米では古くから主流の素材で、柔らかく扱いやすいため、複雑な形の屋根にも対応できるのが特徴です。
最近の新築でも人気が再燃している素材ですが、30年前のものとなると、現在の製品よりも耐久性が低く、経年劣化が顕著に現れる時期に差し掛かっています。
屋根に登ってみると、驚きの光景が広がっていました。シングルの表面を保護している石粒や、シートそのものが劣化してボロボロと剥がれ、屋根の上に大量に溜まっていたのです。
これには明確な原因があります。
接着剤(セメント)の寿命: シート同士をくっつけている接着剤が40年の歳月で乾燥し、粘着力を失ったこと。
紫外線による硬化: 長年日光を浴び続けることで、本来柔軟なはずのシートがパリパリに硬くなり、強風などで簡単に割れてしまうようになったこと。
これらは決して手抜き工事ではなく、素材の「寿命(耐用年数)」を大きく超えているサインと言えます。
このお宅の屋根で非常に特徴的だったのが、片棟(かたむね)と呼ばれる部分の処理です。
片棟とは? 屋根の頂上部分ではなく、片側にだけ傾斜がある屋根の端の部分を指します。
通常、ここには金属の板(貫板や包み板)を被せることが多いのですが、こちらの屋根はシングル材を丸く曲げて「円形」に仕上げてありました。これは、シート状で柔らかいアスファルトシングルならではの施工方法です。デザイン性が高く、非常に丁寧な職人の仕事跡が伺えました。
しかし、そのこだわりの片棟部分も、今では深刻な状態です。 劣化によって丸く加工されていたシングル材が剥がれ落ち、ポッカリと穴が空いたような「欠損」状態になっていました。
最も危険なのは、その隙間から「下地(野地板やルーフィング)」が完全に露出してしまっていることです。屋根材はあくまで表面の「鎧」ですが、その下の防水シートが剥き出しになれば、雨水が直接建物内部に侵入し、雨漏りや木材の腐食を招く秒読み段階と言えます。
さらに気になったのが、お庭の立派な植栽です。 木々が多い環境は素晴らしいですが、屋根の上には大量の枯葉が蓄積していました。
そして、その枯葉と、先ほど説明した「剥がれ落ちたシングル材」が混ざり合い、雨樋(あまどい)の中にぎっしりと詰まっていたのです。
雨樋にゴミが溜まると、雨水がスムーズに流れません。溢れ出した水が外壁を伝って汚したり、最悪の場合は軒裏から建物内部へ浸入したりする原因になります。屋根の上のゴミは、単なる見た目の問題ではないのです。
今回の点検結果を踏まえ、大切なお家をこれからも守っていくための対策として、2つのプランをご提案しました。どちらも一度今のシングル材を撤去して、下地を新しく作り直す工法です。
金属製の長い板を縦に並べて固定する工法です。
メリット: 今回のお宅のように勾配(屋根の傾斜)が緩い場合でも、雨水の流れが非常にスムーズで、雨漏りリスクが極めて低くなります。軽量で家への負担も少ないです。
今の雰囲気を壊したくない場合に適しています。
メリット: 最新のアスファルトシングルは40年前のものより格段に耐久性が上がっています。デザインの風合いを維持しつつ、コストを抑えた施工が可能です。
「うちの屋根も似たような形だけど大丈夫かな?」 少しでも不安を感じたら、まずはプロの目による点検をご検討ください。
街の屋根やさん大阪門真店では、寝屋川市をはじめ、地域の皆さまの屋根のお悩みを親身に解決いたします。点検・お見積もりは無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね!
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