とくに、この物件のように日本の伝統的ないぶし瓦が葺かれている入母屋屋根は、棟段数も高く、降り棟、掛瓦など、普通の屋根には使用しない瓦や部位なども多く、日本瓦を葺ける職方でも、かなり技術を持った職方しか施工ができませんので、職方の絶対数が少ない為、進まないのが現状です。
ちょっとしたリフォーム業者では、施工できる瓦屋さんを抱えてない場合も多く、受け付けてくれないことも多いことも、入母屋などの工事が進まないのも現状です。
それに、補修費用が高価になるので、築年数を考えて補修をしないと決めている方も多くいるようです。
今回は守口市の旧家が集まる地区の、入母屋屋根のお宅の屋根調査及び御見積をさせて頂きました。
このお宅も、昨年の大阪北部地震で棟が崩れ、その後の台風21号で瓦が飛散してしまったそうです。
あれから、1年以上ブルーシート状態だったのですから、ご不安だったと思います。